セミリタイアするためには、不動産賃貸収入や株式の配当所得等の不労所得を作る必要があります。
今回は、不労所得としてのFX投資について考えてみます。
不労所得としてのFX投資とは?

FXで利益を出す方法には、為替相場の変動を利用した為替差益が一般的ですが、そのほかにスワップポイントにより利益を得る方法もあります。
FX投資を不労所得として考える場合、このスワップポイントを利用することになります。
スワップポイントは各国の政策金利の金利差によって決まり、受け取る場合もあれば逆に支払う場合もあります。仮に米ドル/円の買いポジションを保有すれば、現在アメリカの政策金利は5%~5.25%で日本の政策金利が0%なので、5%~5.25%のスワップポイントを受け取ることができます。要するに預金利息をもらえるという感じですね。
日本も昔は金利が高く、1974年には金利8%もついていたので、預金利息だけでもかなりの収入を得ていた人も多かったのです。しかし、現在日本の政策金利は0%、日本の銀行の普通預金金利は0.002%という状況なので、それであれば他国の通貨を保有しようという発想になるわけですね。
更に、FXではレバレッジをかけることができますので、仮にレバレッジを3倍にした場合、スワップポイントが5%であれば5%×3倍=15%相当のスワップポイントをもらえることになります。リスクを最小限にしてレバレッジ1倍に設定しても、スワップポイント5%相当を毎年もらえるのであれば、立派な不労所得といえるのではないでしょうか。
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【怖い?】FXは株式投資よりハイリスク?
FX投資には投機的な要素が多く、ハイリスクハイリターンの投資であると思われている方も多いと思います。それでは、株式投資と比較するとどうでしょうか?
結論から言うと、FXと株式投資では株式投資の方がハイリスクになります。
- FX → 為替リスク、信用リスク、金利変動リスク
- 株式 → 価格変動リスク、為替リスク、信用リスク、カントリーリスク
FXの主要なリスクは為替リスクです。一方、株式の主要なリスクは価格変動リスクですが、外貨建ての株式を保有している場合は為替リスクも負うことになります。
要するに、FXは為替リスクだけで済むが、株式は価格変動リスクと為替リスクという大きなリスク要因をダブルで負うことになるのです。
また、日本株だけに投資していたとしても、円安が大きくなれば資産価値は大きく目減りすることになります。
FXがハイリスクになるのは、大きくレバレッジをかけた場合になります。FXは最大25倍のレバレッジをかけることができるので、損失も最大25倍になる可能性があります。ただし、レバレッジは自分のリスク許容度に応じて設定していけば問題ないわけで、株式も信用取引やCFD等を利用するとリスクは増大していきます。
FXはリスクもありますが、日本円だけを保有した場合と比べると、通貨を分散させることでリスクを下げる効果もあるのです。
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おすすめのポートフォリオ
FXを利用したおすすめのポートフォリオを、ご紹介いたします。
- 株式等のリスク資産 → リスク許容度に応じて保有する
- 現金(FX含む) → リスク資産以外を現金、FX等で通貨分散する
株式等のリスク資産 → リスク許容度に応じて保有する
株式はハイリスクハイリターンの投資になるので、損失を許容できる範囲内で投資しましょう。大きく資産を増やしたい場合は、リスク資産にも投資していかないと資産を増やすことは難しいので、株式にもリスク許容度の範囲内で保有したほうが良いでしょう。
現金(FX含む) → リスク資産以外を現金、FX等で通貨分散する
株式等のリスク資産への投資割合によって、現金の保有割合は変わってきます。ここで注意したいのが、現金を日本円だけで保有していれば極端に円安に振れた場合、大きく資産を減らしてしまうことになりますので、米ドル、ユーロ等の外国通貨にも分散した方が良いでしょう。外貨預金でも外国通貨は保有できるのですが手数料が高いので、おすすめはFXです。


まとめ
- 不労所得としてのFX投資はメリットが大きい
- FXは株式投資より低リスク
- リスク許容度に応じたポートフォリオを作る
FX投資はやり方次第で、不労所得の一助に十分なりえる魅力的な投資です。
ドル、ユーロ等の基軸通貨にも分散しておくことは、リスクヘッジにもなるのでおすすめです。
ただし、トルコリラ、南アフリカランド等の新興国通貨はカントリーリスクがあるので、投資するにしても少額にとどめておいたほうが良いでしょう。
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